淡路島の冬と言えば…

淡路島の冬の名物と言えば「3年とらふぐ」。鳴門海峡の渦潮が生み出すミネラル豊富な天然の漁場で、国内産の稚魚だけを3年の歳月をかけて育てたとらふぐです。

ふぐの鍋料理のことを、てっちりと言いますが、てっちりのてつは鉄砲の鉄(当たると死ぬ)からきているそうです。ちりはチリ鍋の意味、てっさは鉄砲(=ふぐ)の刺身。てっちり

日本では縄文の昔からフグが食べられていたようですが、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に立ち寄った下関辺りで、家来がフグを食べて死んだため秀吉は家来にフグ禁止令を出しました。その後も、江戸時代まで武士の間ではずっと禁止されていたようです。藩によってはフグを食べるとお家断絶という厳しいルールもあったようです。

しかし禁止令が出ていても当時はふぐを「てっぽう」と隠語で呼んで、庶民や一部の人々の間では食べていたんですね。それほど美味しいということでしょう。

「晴海ヶ丘」から約7km、お車で10分余りのところにある「うずの丘・大鳴門記念館」のレストランでは予約なしで注文できる、淡路島3年とらふぐ鍋コースがあります。3,500円~7,000円までのコースが楽しめます。ぜひ「晴海ヶ丘」ご見学のついでに、淡路島の冬の絶品グルメ、3年とらふぐを味わってみませんか。

●絶景レストラン「うずの丘」さんのサイト
http://rest.uzunokuni.com/