南丹市 ・園部町の虫送り

たいまつの火で稲に付く害虫を追い払い、豊作を願う「虫送り」が7月18日(木)、南丹市園部町口司地区で行われます。伝統ある夏の神事です。当社が分譲中の「のぞみ坂」周辺では、古い歴史と文化や伝統が地域に人々に守られて残っています。※写真は「広報なんたん」より。

鏡神社で祈祷を済ませた戸主が、日没とともに竹の先端に杉の葉や藁を付けたたいまつを点火し、子どもが叩く和太鼓の音色を音頭に、高々と振りかざしながら田のあぜを練り歩き、村境へ虫(厄災)を送ります。言い伝えによると「亀岡藩のお殿さんが口司の米を気に入られ、御用米にするのに虫が付いてはいけないから始めた」のだそうです。

昔はにぎやかで風情のある行事だったようですが、近隣の集落では農薬の普及とともに急速に消滅しましたが、口司地区では伝統ある神事として、現在も続いています。
●お問い合わせ/南丹市商工観光課 0771-68-0050